直流給電システム
効率の良い電力変換で無駄な消費電力を削減
概要
YUTAKAの直流給電システム(マルチパワーシステム)とは
発電所から送られてきた交流電気を利用するのが一般的ですが、昨今、太陽光のような再生可能エネルギーを利用されるお客様も増え、自己発電が普及しています。その直流電気を、より効率良く利用できるシステムがマルチパワーシステムです。
マルチパワーシステムは、直流の電気を変換することなくLED照明に利用し、直流負荷でない機器は交流変換して利用します。そうすることで無駄な電力変換による電力の損失を解消し、効率の良い電力の変換を実現します。
太陽光で発電した直流電気をダイレクトに利用でき、余った場合は直流でバッテリーに蓄電して、必要時に給電します。
また、災害時など電力供給が無くなった場合にも再生可能エネルギーと蓄電池を利用して、明かり用など最低限の電力を供給することも可能となります。
ゼロエミッションを実現するためのご提案
2002年6月7日に「エネルギー政策基本法」が成立し、当初示された「エネルギー基本計画」では、当時34%のゼロエミッション電源を、2030年までに約70%にまで拡大させることを目標として掲げていました。
2011年東日本大震災以降、電源供給計画の再検討を必要とされている中、今まで以上にエネルギーを効率よく利用する方法、仕組みを再構築していくことになります。このためには利用場所の近くで再生可能エネルギーを有効利用し、利用しない時には蓄電池に貯めておく地産地消化、更にはグループシェア出来る様に地域連携型のシステム構築も必要となります。
当社では今までの配電盤、省エネ機器設計の実績よりマルチパワーシステムを中心としてお客様に役立つ提案をしていきます。
YUTAKAの強み・実績
トータルエネルギーシステムのご提案
- 配電盤メーカーとしての技術を有効活用
- 20年以上のトータルエネルギーシステム事業を応用
- 受電設備から空調・照明・動力負荷までのコントロールを実施
- 各メーカーとの協業により実現
- エネルギー管理士、蓄電池設備整備資格等有資格者多数在籍
電気容量にもフレキシブルに対応
容量の拡張にも対応しております。以下の表の最大~最小の範囲で設定が可能です。
豊電子工業 実証評価用(9.6kWh) |
想定される組み合わせ | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|
最小 | 最大 | ||||
負荷接続方法 | 独立運転型 | 非系統連系型 | |||
蓄電池部 | 蓄電容量 | 9.6kWh | 4.8kWh | 38.4kWh | 4.8kWh単位 |
商用電源入力 | 定格電力(AC) | 2.5kVA | 2.5kVA | 10kVA(新規開発要) | 大容量は三相3線とする 並列数は未定 |
太陽光発電入力 | 最大出力 | 2kW(@PV) | 無し | 12kW | 解放電圧は最大 |
双方向電源 | 変換出力(V) | 2.5kVA(×2) | 2.5kVA | 15kVA | |
出力 | 定格電圧(AC) | 2kVA | 2kVA | 8kVA | |
定格電圧(DC) | 2.5kVA | 無し | 5kVA |
オプション
直流入力のLED照明器具
豊電子工業では、既設照明器具の入れ替えにも対応できる、直流電源のLED照明器具を販売しています。